ハチの被害を出さないために
多くのハチは、そのイメージとは異なり習性も大人しく、人を刺すようなことはめったにありません。攻撃的な習性を持つハチはスズメバチやアシナガバチなどで巣の周辺にいるものは特に攻撃的になり、大変危険なので、決して巣に近づいたり刺激を与えるようなことはしないでください。
危険なハチの巣は早急に撤去を
けなげに巣作りを頑張ってるハチ、殺してしまうのはかわいそうと思われる方もいるかもしれません。 しかしそのまま放置すると巣は秋口にかけてどんどん大きくなっていき、少なかったハチの数も多くなり、危険が増加します。 それでも自分が気を付けていれば大丈夫、と思われるかもしれませんがそれはとても危険です。 なぜなら自分は刺されなくても近隣の人が刺されたり、近所の子供がハチの巣にイタズラをして刺されたり、刺激を受けたハチが集団で攻撃してくる恐れもあり、特に住宅地やその近隣にあるハチの巣は決して放置はしないでください。
HP価格! 基本料金表
対象害虫 | 期間 | 参考料金 |
アシナガバチ | オールシーズン | 8,800円〜 |
ミツバチ | オールシーズン | 27,500円〜 |
スズメバチ | 1月〜7月末日 | 16,500円〜 |
8月〜9月末日 | 22,000円〜 | |
10月〜12月末日 | 27,500円〜 | |
オオスズメバチ | オールシーズン | 33,000円〜 |
※上記価格は税込価格
※ハチの巣ががある場所や、状況(高所、天井ウラ、壁の中など)等により、料金が異なる場合があります。
お電話にて確認、もしくは現場状況確認後、その場でお見積り致します。
アシナガバチとは
大きい種で体長26mmほどです。チョウやガの幼虫を肉団子にし、巣に持ち帰ります。巣を作りだすのは、4月上旬頃で、巣は樹枝や葉の裏、軒下などの開放空間に作られることが多く、まれに戸袋や壁間、エアコンの室外機の中や、換気扇のダクトのような閉鎖空間にも巣を作ることがあります。人家の近くに巣を作ることが多い為、刺される被害が発生しますが、スズメバチに比べると性質が温和で、攻撃性は強くありません。巣を刺激したり、ハチを触ったりしない限りは刺される事は少ないかと思われます。被害は子供などがイタズラをして、巣を刺激して起こるケースと、洗濯物等に紛れ込んでいるハチに気づかず刺されるケースとがあります。毒はスズメバチに比べれば弱いとされていますが、アナフィラキシーショックによる死亡例があるので、過去に刺されたことがある人は注意が必要です。
ミツバチとは
大きさは、働き蜂で体長13mmほどです。巣は屋根裏、壁の隙間、床下、墓石の中、樹洞などの遮閉空間に作る事が多いのですが、時には木の枝や軒先など、開放空間にも営巣、そのまま越冬する事例もあります。秋口になると、巣がオオスズメバチに襲われる事がありますが、古くから日本の山野に生息してきたニホンミツバチは、蜂球という密集したミツバチの塊りを作ってオオスズメバチを熱殺するという対抗手段を持っています。しかし、オオスズメバチの襲撃に耐えきれず、巣を放棄して逃去する事例もあるようです。
スズメバチとは
大きさは種により異なりますが、大きな種の働き蜂で体長28mmほどです。巣は軒下や、植え込みの中、樹木の枝などに作ります。スズメバチは強い毒を持つものが多く、かつ攻撃性も高い、好戦的で非常に危険なハチです。また、ハチの中でも、最も事故件数が多いハチです。また、毒液は刺して注入するだけでなく、空中に散布することも可能で、散布された毒液は警報フェロモンの働きをし、仲間を集めて興奮させ、集団で襲って来る事もあります。また、防護服を着ていても刺される場合があるだけでなく、防護服の呼吸孔から顔へ毒液を飛ばす事もあり、目に入ると失明する可能性がある他、皮膚に触れると炎症を起こします。
オオスズメバチとは
スズメバチの中で、最も大型のハチで、体長が働きバチで40mmほどあります。巣は土の中や樹洞など、閉鎖空間に作るため、巣の存在に気付かずに接近して、攻撃を受けることがあります。食性は幅広く、大型のイモムシや、キリギリス、カマキリ等の大型肉食昆虫を襲うケースもあります。非常に獰猛で、攻撃性が強いので注意が必要です。
ハチの巣と危険性
ハチは夏から秋に掛けて活発に行動します
刺されると大変危険なスズメバチやアシナガバチの巣は、夏から巣作りが始まり、秋に最も大きくなります。
そして、この巣作りの時期のハチは、攻撃性も強くなり、ちょっとした刺激で人を襲うことも多くなります。
ハチの巣は最近では市街地にも作られることも多く、ハチを頻繁に見かけるような場合、近くに巣がある恐れがあります。
ハチが危険とされるのは、刺されることにより発生するアレルギー反応で、体質によっては、ショック症状を引き起こします。
このアレルギー症状により毎年亡くなる方が後を絶たず、その殆どが夏から秋の巣作りが活発な時期に発生しています。
ハチの巣には絶対に近づかない
多くのハチは、そのイメージとは異なり習性も大人しく、人を刺すようなことはめったにありません。攻撃的な習性を持つハチはスズメバチやアシナガバチなどで、巣の周辺にいるものは特に攻撃的になり、大変危険なので、決して巣に近づいたり刺激を与えるようなことはしないでください。
ハチの巣を放置しておくことは大変危険です
けなげに巣作りを頑張ってるハチ、殺してしまうのはかわいそうと思われる方もいるかもしれません。
しかしそのまま放置すると巣は秋口にかけてどんどん大きくなっていき、少なかったハチの数も多くなり、巣の近くを通っただけでけで襲われることもあります。
それでも自分が気を付けていれば大丈夫、と思われるかもしれませんがそれはとても危険です。
なぜなら自分は刺されなくても近隣の人が刺されたり、近所の子供がハチの巣にイタズラをして刺されたり、刺激を受けたハチが集団で攻撃してくる恐れもあり、特に住宅地やその近隣にあるハチの巣は決して放置はしないでください。
スズメバチの特徴について
スズメバチの活動時期
名古屋市生活衛生センターのまとめ
スズメバチの種類
キイロスズメバチ
働きバチの体長:17~24mm、女王バチの体長:25~28mm
コガタスズメバチ
働きバチの体長:21~27mm、女王バチの体長:25~29mm
オオスズメバチ
働きバチの体長:27~40mm、女王バチの体長:43~45mm
形 態
キイロスズメバチ:黄色の長毛が体を覆うため飛んでいるときは黄色く見える
コガタスズメバチ:黒褐色の体に黄色の縞がある
オオスズメバチ:世界でも最大級のスズメバチ
餌になるもの
キイロスズメバチ:各種昆虫、クモなど
コガタスズメバチ:各種昆虫、クモなど
オオスズメバチ:クモや他の種類のハチ
巣の形状
キイロスズメバチ:球 形
コガタスズメバチ:最初は逆トックリ形で、発達すると球形
オオスズメバチ:球 形
巣を作る場所
キイロスズメバチ:軒下、屋根裏など
コガタスズメバチ:樹木の枝や建物の軒下などの開放空間
オオスズメバチ:土の中
本州西南暖地の都市部において増加傾向が著しいのは、キイロスズメバチとコガタスズメバチの2種ですが、名古屋市ではコガタスズメバチが全体の90%以上を占めて圧倒的な優占種となっていて、市内全域で最も普通に見ることができます。
ハチに刺された時の対処について
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刺された場所が巣の近くなら,速やかにその場所から離れるとともに、少し身をかがめるようにして、姿勢を低くして逃げてください。
※逃げる時に走ると血行が良くなり毒が回りやすいので、決して走らないでください - 逃げる際は手ではらったりするとハチを刺激して危険です。ハチを刺激することなく、速やかにハチのいる場所から離れてください。
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1匹のハチに刺されると毒液(興奮物質)が空中にまき散らされるため、その場に止まっているとさらに多数のハチの攻撃を受けることがあります。
スズメバチの場合、追いかけてくる距離は種により違いますが、おおむね巣から10m~50m程度で、通常は20m~30mも離れれば心配ありません。アシナガバチでは数m~30m程度追いかけてきます。 -
ハチに刺された場合、傷口を流水(水道水など)でよく洗い流し、手で毒液を絞り出すようにします。
毒を薄める効果(水溶性のタンパク質が水に溶ける)と傷口を冷やし腫れや痛みを和らげる効果が期待できます。(ただし、ショック症状の発現を予防する効果はありません。)
※その際、決して口で吸い出してはいけません。たとえ飲み込んでも消化管からは吸収されませんが、口内に傷があると傷口から体内に入るので危険です。
毒液を絞り出すための器具が販売されていますので、野外でハチに刺される恐れのある場所に出掛けられる時は、携行するのもよいでしょう。 - 一般的な治療として、患部に虫刺されの薬(副腎皮質ホルモン含有の抗ヒスタミン軟膏)を塗ります。アンモニアは全く効果がありませんので注意してください。
その他にハチ刺傷時の民間療法として、渋柿の汁を塗る、アロエの汁を塗る、タマネギの汁を塗る、ヘクソカズラの汁を塗る、スズメバチ酒を塗るなどが知られていますが、いずれも効果についてはよく分かっていません。